はじまりは子供の一言
ある日、子どもに聞かれました。
「ブランコって、どうやってこげばいいの?」
答えられませんでした。実は私自身、ブランコをちゃんとこげた記憶がありません。誰かに押してもらえば揺れる。足で地面を蹴って揺れる。でも、こいで、高く上がっていく感覚はわからないままでした。
調べてみた。でも、わからない。
まずは公園で、スマホでYouTubeを見てみました。こぎ方の動画はたくさんあります。でも、肝心のポイントがどこにあるのかがつかめない。いつ、どのタイミングで、何をすればいいのか。動画を行ったり来たりしても、頭に入ってきませんでした。
次に、AIに図解させてみました。「前に行くときは体を倒して足を伸ばす」「後ろに戻るときは体を起こして足を曲げる」。姿勢はわかります。でも、それを軌道のどこで切り替えるのかが、静止画だとやっぱりピンとこない。

いっそ、動きをGIFにしてみたら
そこで思いつきました。動きそのものをGIFにすればいいんじゃないか。
AIに頼んで、ブランコが揺れる動きに合わせて姿勢が切り替わるアニメーションを作ってもらいました。画面には「いま切り替え!」「このままキープ」と表示されます。
見た瞬間、「おー、これだ」となりました。端で切り替えて、あとはキープ。立ちこぎなら、一番下で立って端でしゃがむ。何をいつやるのかが、一発でわかりました。


おっさん、ブランコをこぐ
理解できたので、次は自分で試してみることに。
GIFのリズムを思い出しながら体を動かすと、揺れが少しずつ大きくなっていきます。こげた。公園のブランコで、いい年をしたおっさんがひとりで喜んでいました。(座りこぎ)
子どもにGIFを見せてみた
今度は子どもにGIFを見せて、やってもらいました。何度か試すうちに、揺れがちゃんと大きくなっていきます。
できたときの顔は、大はしゃぎではありませんでした。じんわり、内側からうれしそうな顔。あの表情を見られただけで、今回いろいろ試してよかったと思いました。
学んだこと:GIF、意外といいぞ
今回いちばんの発見は、GIFという伝え方の可能性でした。
GIFは数秒のループなので、余計なことを入れる余地がありません。何を見せて何を省くか、重要なことに絞り込む必要があります。作る側にとっては、「伝える」ためのいいトレーニングになります。
見る側にとっても、軽くてすぐ見られます。YouTubeのように、大事なことがどこにあるのかを探さなくていい。ずっとループしているので、わかるまで何度でも見られます。
文章でも図でも動画でもなく、GIF。意外といいぞ、というのが今回の結論です。

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