続けられない自分が、続けようと思えた理由
ゼロ秒思考、何度もやって、何度も挫折してきた。
A4の紙にタイトルを書いて、思いつくことを1分で書き殴る。1日10枚。言葉にすればそれだけのことが、どうしても続かなかった。3日もつこともあれば、2週間続くこともあったが今はもうやっていない。A4裏紙、A4のまっさらならコピー用紙、KINDLE SCRIBEで書いたもの・・・積もっているが、読み返していない、活用していない、そのとき成長したと思った思考力の向上も残っていないと思う。
それなのに、今またやろうとしている。自分でも「性懲りもなく」と思う。でも今回は、今までと少しだけ違う気がしている(毎回おもっているが・・)。この記事は、その「少しの違い」を自分のために書き留めておくものであり、同時に「今度こそ続けられるか」を公開で試す、チャレンジの宣言でもある。
なぜ今までは続かなかったのか
振り返ると、挫折の理由ははっきりしている。最初から完璧にやろうとしすぎた。
「1日10枚、1枚4〜6行、1行20〜30字」。本に書いてある型を、初日からそのまま完璧にこなそうとした。やってみると、これがきつい。タイトルと日付を書くだけで30秒近くかかる。10枚ぶん、まとまった文章をひねり出すなんて、とても1分では収まらない。
だがここは、得意のハードル下げ、
1、時間は規定通り(1分)+紙を差し替える時間10秒
2、行数を2、3行でもOK
3、一行の字を10文字程度(正直これは推奨されていない、思考の質が確保できない)
簡単にいうと時間とA4の紙でやるということだけ守って、あとは成り行き、そのうち正規のやり方においつけるはずだ、わくわく と言った感じでやってみた。これはやればできるやり方。できないはずはなかった。続かなかった要因は2つあるとみている。
一つ目、全然うまくできない、なかなか向上しないという感覚。本当の問題は、「なぜうまくできないか、どんな能力が足りないのか」を分かっていなかったことだ。意味が分からないまま、ただ「できない自分」だけが積み上がっていく。そりゃ続かない。ルールだけ真似して、その奥にある狙いを知らなかった。これが、何度も挫折してきた本当の原因だった。
二つ目、自分の特性を把握できていなかった。「続けることが苦手、まだ得意じゃない」ということ。後述するが、30日間の毎日本をひらくだけという習慣づくりにチャレンジしたが、なかなか続けるのが大変だった。
ゼロ秒思考の目的は、一つじゃなかった
今回やる気になったきっかけは、ふとしたことだった。昔の自分のブログを読み返したら、今の自分に刺さったのだ。一瞬「成長してないのか」と落ち込みかけたが、読み返すうちに、ゼロ秒思考の目的が一つじゃないことに気づいた。
表向きの目的は、頭の回転を速くすること。発想からアウトプットまでの流れを速くし、頭の中のモヤモヤ、思考回路のつまりを取り除くこと。これは最初から分かっていた。
でも、実際にやってみて初めて見える目的が、もう二つあった。
一つは、現状を本音で可視化すること。瞬時に書くせいで、余計なことを考える余裕がない。だから忖度できない。きれいごとを挟む隙がなく、本音がそのまま出てくる。結果として、今の自分がどう感じ、どこで詰まっているのかが、本音レベルで見えてくる。
もう一つは、理想を自分に刷り込むこと。本を読んで「これは良い」と思った考えを書き留め、ゼロ秒思考で何度も書いて呼び起こす。手を動かして繰り返すことで、その理想が自分の思考に刻まれていく。
つまりゼロ秒思考は、ただ速く書く作業ではなかった。本音で現状を映し出し、理想との差を浮かび上がらせ、その差を埋める頭の速さを鍛えながら、理想そのものを自分にインストールする——それだけのことを、たった1枚の紙の上でやっていた。この厚みに気づいたとき、もう一度やってみたくなった。
コツの核心――「書けない苦しさ」の正体
やる気を決定づけたのは、あの「書けない苦しさ」の正体が分かったことだ。
ゼロ秒思考をやると、いつも同じ感覚に襲われる。頭はもう次のことを考えているのに、手が追いつかない。この遅さが、ずっと「自分の実力不足」だと思っていた。
でも、順番が逆だった。
書いているときの状態を式にすると、こうなる。
思考の速さ > 書く速さ
頭が、手を追い越している。普通に考えれば、これは「書くのが遅くて不便」というデメリットだ。ところがゼロ秒思考では、この遅さがそのまま訓練になる。
なぜか。思考が手を追い越しているとき、人は「遅い手が追いつく速さまで、思考を絞って、要点だけを素早く言い切る」ことを強いられる。だらだら考えてはいられない。手という遅い関門を通すために、思考の側が「要するに何か」を瞬時に決めなければならない。この「絞って言い切る」を繰り返すことこそ、思考スピードを鍛える中身だった。
筋トレの重りと同じだ。重いから鍛えられる。軽くしたら鍛えられない。「速く書けない」のは失敗ではなく、負荷がかかっている証拠。効いているサインだったのだ。
意味が分かると、同じ苦しさでも耐え方が変わる。「できない自分」を責める作業から、「今まさに鍛えている」実感のある作業に変わる。根性で続けるのではなく、納得して続けられる。これが、今回やる気になった最大の理由だ。
実は、「ハードル下げ作戦」は一度成功している
とはいえ、納得しただけで続くなら苦労はない。意味が分かっても、人は忘れるし、サボる。だから今回は「仕組み」で続けるつもりだ。そして実は、その作戦は一度うまくいった実績がある。
「継続する技術」というアプリ(bondavi)で、「30日間、毎日本を開く」というチャレンジをやり切ったのだ。
正直に言うと、最初は見くびっていた。「本を開くだけ? そんなの大したことないだろう」と。ところが、やってみて継続の難しさを痛感した。
成功の鍵は、環境を徹底的に作り込んだことだった。アプリをスマホのトップの一番見やすい場所に置く。毎日どうせスマホは見るから、嫌でも目に入る。毎日通知でフォローされる。やることは「本を開くだけ」、KindleでもOK——と、ハードルを極限まで下げた。
それでも、何日かは危うく忘れかけた。これだけ下げて、仕組みまで作って、なお危うい。この経験が教えてくれたのは、継続は意志の問題ではなく、仕組みの問題だということだった。今は次の30日を継続中だ。
この成功を、今度はゼロ秒思考に適用する。精神論ではなく、前にうまくいったやり方の再現として挑む。
「数十秒がない」は、本当か――可処分時間の話
ハードルを下げる前に、一つ向き合っておきたいことがある。「時間がない」という言い訳だ。
1日数十秒を捻出するだけでもモヤモヤする。そんな自分が、YouTubeやAmazon Primeにどれだけ使っているか、スクリーンタイムを見て愕然とした。
- YouTube:週 5時間53分
- Amazon Prime:週 5時間52分
- 合計:週 11時間45分
一方、ゼロ秒思考を本気でやるのに必要な時間はこうだ。1枚=書く1分+切り替え10秒=1分10秒。10枚で11分40秒。準備と片付けを足して、1日12分40秒。週にすると 1時間29分。
睡眠5時間・仕事10時間・生活雑務3時間とすると、1日の自由時間は6時間、週42時間。この中で並べると、こうなる。
(週休2日のサラリーマンの私はもっととれるはず・・・)
| 時間/週 | 自由時間(42h)比 | |
|---|---|---|
| ゼロ秒思考(12分40秒×7日) | 1時間29分 | 約3.5% |
| YouTube+Prime | 11時間45分 | 約28% |
| 差 | 娯楽が約8倍 | — |
切り替えも準備片付けも全部込みで本気でやるゼロ秒思考でも、週にたった1時間半。YouTubeとPrimeに溶かしている時間の、たった1割ちょっとだ。
「時間がない」は嘘だった。足りないのは時間ではなく、配分だった。娯楽を1割ちょっと振り替えるだけで、ゼロ秒思考は毎日できる。
だから、ハードルを下げる――チャレンジ宣言
ここまで来れば、やることは決まっている。完璧主義で潰れてきたのだから、逆を行く。続けることだけを最優先にして、質は後から付いてくるものと割り切る。
最初のハードルは、ここまで下げる。
- 10枚揃わなくていい。まず1枚でいい
- きれいに4〜6行書けなくていい
- 各テーマは、0秒思考の本に書いてあるテーマでもいいし、何度同じテーマでもいい
- 手書きが無理な日は、音声で吐き出すだけでもいい
紙に書くのが面倒なら、KINDLSCRIBEでもいい
「やらないよりマシ」の最低ラインまで下げる。そのうえで、「継続する技術」でうまくいった環境づくりを真似る。紙とペンを、毎日必ず通る場所に置く。目に入る仕組みを作る。
期間は、まず30日。本を開くチャレンジと同じ単位だ。続いたか、また挫折したか、結果はこのブログに書く。公開で宣言することで、自分に逃げ場をなくす。読んでくれているあなたを、勝手に見届け人にさせてもらう。
続けられる人間に生まれ変わりたいわけじゃない。続けられる仕組みを、自分の手で作れるかどうか。今回試したいのは、それだけだ。
30日後、また報告します。
〜〜〜〜〜〜
本記事は0秒思考の本に書いていない、私の感じ方を記述している。
著者の赤羽さんは、やり方を徹底することが効果が高いと述べているので
私のやり方は、特殊で効果が薄いかもしれない。ただ続けられなかったいままでより
マシな結果がでればよいと考える。効果があったかどうかは30日後にわかる

コメント